10周年記念コラム #4「果たして上手くなったのだろうか、とか考えてみた」

さて、これまでのコラムでも10年間、10年間と言い続けている訳ですが、今回は10年間での絵のスキルの話。果たしてこの10年間の間で上手くなったのだろうか、という自分への問いの話。

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過去のコラムはこちら。

 

結論から言うと、自分自身としては上手くなったと思っていたりします。当然ですが、ものすごく上手くなった訳ではないのはよくわかっている事デス。絵も漫画も下手くそに毛が生えたようなものであるし、10年間という月日に相当する上達であるかと言われるとそれもなかなか疑わしい。上手い人ですよー、と偉そうに言えるほど描けないという事実も嫌というほど知っています(汗)

それでも、上手くなったと自分で言うのは、今回の同人誌「みっくみくにされてやんよ って言えたなら」は10年前の自分では描けなかっただろう、と考えるところに理由があったりします。今回の同人誌の中に含まれている、漫画33ページというボリュームの構成、ページのコマの並べ方、後ろ姿や横顔、少ないながらも描かれた小物類、そういう技術的な部分は10年間で培ってきたものが積み重なって、今回の形を成している。そんな気がしています。

また、それに加えて、10年前に初めて同人誌を創って漫画を描いたときよりも、何を伝えたいのか、どんな話を魅せたいのかを考えることが出来るようになったんじゃないかと。それもやっぱり今までの積み重ねで、何度も何度も本を創っていくうちに得られたものじゃないかと思います。

勿論、先頭でも書きましたがものすごく上手くなった訳ではなく、今でもやっぱり不満点はいっぱいあります。あー、こう描きたいのに描けない。どう表現したらいいのかわかんないよー、んがー。ってところもいっぱい、いーっぱいあります。でもそれでも10年前はこんな風に原稿を描くことは出来なかったんじゃないかな。そんな風に思ったとき、ほんの少しでも、昔に比べたら上手くなったんじゃないかと思うのです。

とここまでそれっぽいことを喋ってばっかで見栄えがしないので(笑)10年前の絵と今回の新刊用に描き直した絵を並べてみたいと思います。上の話をすっ飛ばして言うけど、ミクさんは上手くなった気がするよ!(そりゃあんだけ描いてたらなぁ…)

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左が10年前。右が今。同じモチーフで描き直してみたよ。(右はトーン縮小なのでちょっときちゃない…)

当然ですが、ここがゴールではないのです。むしろスタートラインにやっとこさ立ったような気さえもします。これからの10年を過ごしたとき、果たして同じように、昔よりも上手くなったと言うことができるんだろうか。未来は何もわからないですが、それでもそう言えるように過ごしていきたいと思っています。

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