10周年記念コラム #2「10年前と今との機材やソフトウェアのおはなし」

お疲れ様です。TM@mkIIです。記念コラム二回目は10年前と今とでの、機材とかソフトウェアとかの変化のお話でもしようかなぁという気分。せっかくなので。

気づけばこの10年で機材も結構充実してきました。ということで一冊目を創ったときを思い出しながら、最近と比較してみようかと思います。だらだらいくよー。

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ひとつ前のコラムはこちら。(10周年記念コラム #1「ロゴ変わりました」)

当時の原稿制作の流れとソフトウェア

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10年前の自分と研究室とIntuos3。(写真提供 となかいしぇる さん)

当時、大学生だった自分は自宅の機材と、研究室の機材の一部をお借りする形で原稿作業にいそしんでいました。何故ならば卒業研究の論文と原稿の締め切りがぶつかっていて研究室にずっと居たからね!
とはいえ、大学にすべての機材がある訳もないので、大学ではできる作業を進め、データを持ち帰って自宅で作業を継続するという形でした。
毎日背中にwacom intuos3(板タブ)を背負って大学に行って、SAI(当時はバージョン1系)を使って原稿の下書き、ペン入れを行い、データを持ち帰って自宅のPCのPhotoshop(当時はver6だったような気がする)で編集、必要に応じてまたデータを持っていく、という日々でした。

あの頃は今みたいに高速モバイル回線(LTEとかWiMAXとか)もなく、自宅のネットワークも高速ではなかったし、大容量USBメモリも高額だったので、正月セールで買ったTOSHIBAのGigabeatという20GBのHDD型オーディオプレイヤーを自宅と研究室とのデータ移動に使っていた気がします。ちなみに余談ですがGigabeatは次第に壊れていき、末期は再生中勝手に音量が最大化する上イヤホンを挿してるのにスピーカー再生するという悲惨な状態になりました。電車の中で音楽を聴いていると常にドキドキ感が楽しめる逸品でした。その後HDDも壊れました。懐かしい思い出です。

最近は自宅PC + Cintiq 21UX(液タブ)と、Clip Studio Paint Pro + Photoshop/Illustrator/InDesign CS6の組み合わせ。コピー本で印刷する際はデータを16GB USBメモリに入れて持っていく、大変豪華な環境です。

データサイズとPCスペック

当時の原稿データは確かB5の300dpi(2000×3000ピクセル程度)で作成していました。今はA4の1200dpi(10000×14000ピクセル程度)で作成しています。約25倍ですね。でっかい。勿論ピクセルが多くなれば絵が上手くなる訳ではないですが、A2ポスター印刷とかにデータを流用するのは楽になりました。
しかし当時は300dpiを処理するのも一苦労で、メモリはもりもり消費してスワップアウト(HDDをキャッシュとして使う。めっちゃ遅い)するわ、塗りつぶしとかするとCPUは100%に張り付いて画面真っ白になって何もできなくなるわで、んがー!と待ちぼうけしていた気がします。

そんな当時のPCのスペックはどれくらいだったのかなぁと思い、古いメモを探してみました。完全にその通りかどうかはわかりませんが、大体これぐらいだったなぁと懐かしいスペックが出てきたのでちょっと今の原稿用PCと比べてみることにします。

種類 10年前 現在
CPU  AMD Athlon XP 2200+ (32bit 1.8GHz シングルコア) Intel core i5-4570T (64bit 2.4GHz 2×2=4論理コア)
Memory  DDR PC3200 512MB DDR3 PC3-12800 16GB
STORAGE  40GB HDD(System)+250GB HDD(Data) 500GB SSD(System+Data) + 8TB NAS

今と比べると雲泥の差ですね。当時のスペックだと1200dpiなんて夢のまた夢ですね。大変贅沢になったものです。

途中で一度書きましたが、スペックが上がることで絵が上手くなる訳ではないですが、待ち時間が減ることで作業速度は大きく改善したような気がします。とりあえず今は処理待ちの間にトイレに行けるほどの余裕はないぐらいで済んだりします。(笑)

この日進月歩のコンピュータの世界では、どんどんこれからもPC性能は向上していくんでしょうね。多分次の10年後にこうして書く機会があるとすると、今の原稿用PCも低スペックだ、という感じで表現されるんだろうなぁ、なんて思ったりしたりして。時間が経つのは恐ろしいものですね。

ということで機材の話でした。おしまい。

余談(その他PC類)

ついでにこの10年間の間で原稿作業に使った系PC類の一部も覚えている範囲で一言コメントをつけて書き残しておこうかと思います。

Lenovo Thinkpad X230t

奮発して買ったwacomデバイス搭載Thinkpad。性能は良いが重い。気軽に持ち運ぶというよりは移動型原稿作業機。メモリ増強やシステムSSDの換装などを行い、今でも外での動画編集などに時々使われている。

画像引用元 https://www3.lenovo.com/us/en/laptops/thinkpad/x-series/x230t/

DELL Latitude 10 (+wacomペン)

10インチWindows8タブレット。旅行用絵描きタブレットが欲しくて中古で購入。そこそこ悪くなかったけどCPUとメモリが貧弱でもっさり動作なのが残念だった。大分旅行のときに旅館の写真を撮ってミクさん描きこんだりしたのが懐かしい。

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画像引用元 http://www.dell.com/en-us/work/shop/dell-laptops-and-notebooks/latitude-10-windows-8-tablet/spd/latitude-10-tablet

Samsung Galaxy Note(初代)

筆圧感知できるAndroidスマホ。当時ドコモ機種変更にて新品購入。サイズの小ささとAndroid機であることで自分のニーズにあまりフィットせず絵描きデバイスとしては殆ど使われず。お試し用MVNO契約のsimをアダプタかませて挿したら抜けなくなってしまった可哀そうな子。(MVNOの契約は既に切れている)

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画像引用元 http://www.galaxymobile.jp/support/model/SGH-N054RWNDCM/

Sony VAIO Pro 11

移動文章作成機として軽いキーボードつきPCが欲しくて中古で購入。殆どの小説はこれで書いたもの。軽くてバッテリも持つお気に入りの子。メモリが4GBなので逆に言うと他の作業はあまりできないので、ある種ワープロ的専用機と化している。

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画像引用元 http://www.sony.jp/vaio/products/p2/

GPD Pocket

最近クラウドファンディングで新品購入した子。7インチWindowsタブレットにキーボードついたような感じ。デザインやサイズ感、重量はとても良いが変態キーボード配列がちょっと使いにくい。個人的には画面左右に余白をつくって良いからもうちょっとだけ大きくしてキーボードを普通の配列にしてくれたほうがよかったとか思ったりする。新刊の小説部分はこの子で書いてみた。

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画像引用元 http://gpdjapan.com/photo_list/

こんな感じ。

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